[SEC メルマガ] 2006.09.26 第10号
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┃ ☆ 第10号 2006.09.26 ☆
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毎年10月は「情報化月間」です。経済産業省ほか関係省庁で構成
する「情報化月間推進会議」が中心となり、情報化月間記念特別行
事を含む情報化に関連した各種行事を実施します。今年で35回目を
迎えます。
SECは、10月2日(月)、「東京全日空ホテル」で開催される「IPA
主催記念講演」で、活動成果をご紹介します。お誘い合わせの上、
奮ってご参加ください。(ちわ)
■>>コラム目次<<----------------------------------------
■□1:「最近の話題」
■□2:「バンガロールは暑くないけど熱い!」
■□3:「CMMI 1.2 発表に伴う情報」
■□1:-----------------------------------------------------
最近の話題
SEC所長 鶴保征城
9月の第一週にインドに行ってきました。全体の印象は、下記のコ
ラム「バンガロールは暑くないけど熱い!」を読んでいただくとして
一つだけ大変気になることを報告しておきます。
それは、L/T Infotechという従業員6000人ぐらいのソフトウェア開
発会社が、「Splice-M」という生産管理システムを強力に推進してい
るということです。
※詳しくは、次のURLをご参照ください。
http://www.empirical.jp/event/2th%20forum/Om_Indian%20Industry%20perspective%20on%20EASE.pdf
これが、何故、気になるのかといいますと、「Splice-M」は、この
メールマガジンでも何度か取り上げているEASEプロジェクト
(http://www.empirical.jp/)に触発されたものだからです。昨年の
インドでの「NASSCOM」の会議で鳥居宏次教授が講演されたことが、
きっかけのようですが、わずか一年で全社展開していることにびっく
りしました。ご存知の方もいると思いますが、EASEは、文部科学省の
ファンドで実施されています。このままでいくと、日本の国民の税金
で開発された技術が、日本より早くインドで花開くということになり
かねません。
EASEの効果は、簡単に言うと、ソフトウェア開発におけるPOS情報
システムが作れることです。「POSを導入して店の売り上げが伸びる
のか?」と揶揄されたのは、はるか昔のことです。いまや、コンビニ
や量販店の経営はPOS情報システム無しでは考えられません。
日本の救いは、EASEの4年間の蓄積のお陰で、特に分析技術におい
て、まだまだリードしていることです。しかし大学人は、論文等で、
グローバルに情報発信しますから、このリードも時間の問題でしょう。
上述の危惧が現実のものとならないようソフトウェア産業界の奮起
を期待したいと思います。
■□2:-----------------------------------------------------
バンガロールは暑くないけど熱い!
SEC所長補佐 松浦清
「NASSCOM」(インドのソフトウェア開発、サービス企業の業界団
体)が主催する「Quality Summit 2006」(9月5〜7日)に出席の為、
バンガロールに行ってきました。バンガロールは、高原にあるため、
さほど暑くはなかったのですが、 インドのソフトウェア業界の熱気
を感じて来ました。
バンガロールは、“その中心部に、大小さまざまなビルが立ち並び
そこに10〜20人から1000人以上の規模の無数のソフト開発、サポート
関連の企業があり・・・”を想像していました。ところが、大手の企
業は、今一斉に、郊外に広大なキャンパスのような施設を作っていま
す。キャンパス内には、1000人以上収容できる教育施設や、大型のカ
フェテリアなどあり、まさに、シリコンバレーです。とはいえ、道路
など交通インフラが発達していないため、交通渋滞が多く、訪問先企
業のそれぞれのキャンパスに行くのに、1時間以上がかかりました。
従業員も、マイカーではなく、会社の用意した大型巡回バスで通勤し
ています。総じて言えば、過大な残業は無く(=きつくない)、危険
ではないし、きれいなキャンパスが用意されているといった具合で、
「3K」とは全くかけ離れた仕事場という印象でした。
「Quality Summit 2006」は、講演者に“インドソフトウェア産業
の父”と言われるコーリ博士や、SEIのポール ニールセン博士、要求
工学の大家であるアラン デービス教授(コロラド大学)をお招きす
る大規模なものでした。
「Quality Summit 2006」及び各社訪問で気づいた点を幾つかあげる
と、次のとおりです。
1.彼らにとっては、「CMMI」のLevel5取得は、ビジネスを行うため
の、(特に米国でのビジネスの)入場券という感覚であり、ごく
当たり前である。
2.サミット出席者は、20代が大半で、非常に素直で摺れていない。
質問も熱心ではあったが、意地悪なものは少ない。
3.各企業は、企業理念やビジョンを明確に定めており、また、品質
を経営における重要な要素として位置づけている。
かつての日本のTQC(全社的品質管理)運動を彷彿とさせ、うかうか
していられないなと感じました。
■□3:-----------------------------------------------------
CMMI 1.2 発表に伴う情報
SEC研究員 新谷勝利
CMMIモデルの日本語訳に関わっているため、SECには、SEIパートナ
ーネットワーク事務局からニュースが送られてきています。今回は、
このコラムの場を借りて、CMMI 1.2に関連するニュースをお届けしま
す。この一連のニュースを見ますと日本語版(日本語訳)のスケジュ
ールは、考慮されていないようです。
以下に、SEIパートナーネットワーク事務局から届いたニュースに
つきまして、概要を記載させていただきます。
−2006年8月11日:SEI認定インストラクター、アプレーザーに対し、
CMMI 1.2の更新に関する訓練パッケージが8月末に入手可能となると
の連絡がありました。このメールは、更に、以下のように続いていま
す。
・試験を受け、合格しなければならない。
・リードアプレーザーは、1日間の対話形式ワークショップに参加
しなければならず、そのワークショップは、2006年10月16日から
可能になる。
・成熟度レベル4と5に携わるには、新設のCertified High Maturity
SCAMPI Lead Appraiserの資格が必要で、口頭試験に合格する必
要がある。最初の試験は、2006年11月13日に実施される。
−2006年8月18日:CMMI 1.2に関するSEIパートナーへのニュース
CMMI 1.2に関連した重要事項について、SEIホームページを参照す
るよう指示されています。重要事項毎(日付毎)に詳細な情報が
公開されています。
・2006年8月18日:CMMI 1.2更新コースへの登録開始
・2006年8月25日:CMMI 1.2がリリースされ、更新コースがSEIの
ホームページにてアクセス可能になる。
・2006年8月25日:SCAMPI 1.2クラスAによる評定は、CMMI 1.2の
発表に伴い、評定日から3年有効。SCAMPI 1.1クラスAによる評
定は、評定日から3年あるいは、CMMI 1.2リリース日から1年の
どちらか遅い時期まで有効。
・2006年10月16日:リードアプレーザーへの第一回目の対話形式
ワークショップが開催される。
・2006年11月13日:上記の第二回目。
・2007年1月1日:この日をもって、CMMI入門コースとしてSEIが
認めるものは、CMMI 1.2入門のみとなる。
・2007年1月31日:この日をもって、CMMI 1.1入門の受講者リスト
をSEIが受入れる最後の日となる。
・2007年12月31日:この日をもって、CMMI 1.1モデルを用いSCAMPI
1.1手法で評定した報告をSEIが受ける最後の日となる。
※ここで、最も重要なことは、CMMI 1.1入門コースは2007年1月1日
からは使用できないということとです。
−2006年8月31日:SCAMPI 1.2アプレーザルに関するポリシー
・SCAMPI 1.2クラスAによる評定が公開される場合は、外部の第
三者のSCAMPIリードアプレーザーが評定を主導する。
・アプレーザル開示規定(Appraisal Disclosure Statement、
ADS)1.2を2006年11月1日以降使用する。
・CMMI 1.1のサンセット日(その日を持って有効性を失う日)は
2007年12月31日と予定されていたが、2007年8月31日とする。
※ここで、最も重要なことは、CMMI 1.1は、2007年8月31日をもっ
て有効性を失うということです。
−2006年9月13日:8月31日発表ポリシーの修正
・上記第一項における「外部」とは、同一企業内のアプレーザー
でも、評定を受ける部門に所属していなければよい。
注)CMMIおよびSCAMPIはカーネギーメロン大学の登録商標です。
今後も情報の把握に努めますが、特に、CMMIによる評定を計画さ
れている皆さんにおかれましては、以上、何卒ご留意ください。
■>>次号発行予定日<<------------------------------------
10月27日頃 配信予定
-------------------------WEBサイト:http://sec.ipa.go.jp/---
□■発行/編集:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)
〒113-6591 東京都文京区本駒込二丁目28番8号
文京グリーンコート センターオフィス16階
tel : 03-5978-7543 fax : 03-5978-7517
編集長:千脇 誠司
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