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ソフトウェア高信頼化

SEC高信頼化技術適用事例セミナー
D-Caseの適用事例に学ぶ、合意形成と説明責任


開催情報

 IPA/SECでは、複雑化・高度化する情報処理システム(組込みシステムを含む)を実現するソフトウェアの高信頼化を確保するための取組みとして、2013年度から先進的な設計・検証技術についての適用事例を収集し、新技術の産業界での適用を進めるための活動を行っています。適用事例は何故その技術に着目したか、現場適用のための様々な工夫、適用した結果・効果等まで言及しており、新技術適用を検討されている方にとって示唆に富む有益な情報となっています。

 本セミナーでは、関係者間での合意形成や信頼性の保証を行うための技術としてD-Case(※1)を取り上げ、適用するための知識から実際の適用事例を紹介するとともに、関連する記述を現場で活用した実績、及びD-Caseの技術動向を紹介します。

(※1) ステークホルダ間で要求の変化に対する合意議論を行い、合意結果/結論に至った理由/議論の経緯を記録する方法       (http://www.jst.go.jp/crest/crest-os/osddeos/concept.html より)

UP  講演資料を公開しました。プログラム概要欄よりダウンロードいただけます。

主催 独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)
技術本部 ソフトウェア高信頼化センター
後援 一般社団法人ディペンダビリティ技術推進協会
開催日時 2015年7月17日(金)14:00〜17:50
開催場所 〒113-6591
東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス13階
独立行政法人情報処理推進機構内 会議室
アクセスマップ
定員 70名
参加費 2,000円(税込)
・参加費は、会場受付時に現金でお支払いをお願いいたします。
・受付にて、領収証を発行いたします。
・お釣りのないようにご用意をお願いいたします。
募集対象 ・ソフトウェアの信頼性について課題をお持ちの方
・製品開発や品質保証関連の業務に従事している担当者、管理者の方
・要件や設計などの合意形成に課題をお持ちの方
受講券対象 「SECセミナー受講券」対象のセミナーです。ぜひご利用ください。
SEC成果物の利用状況に関するアンケート」にご協力いただいた方へお送りしています。
(※アンケートの実施は終了しました。)
(※受講券のご使用方法については、受講券送付時のメールまたは、こちらをご参照ください。)

※セミナー会場でのお食事はお断りしております。ご了承ください。(飲み物のお持ち込みは可能です。)

ITコーディネータの方へ

本セミナーは、ITコーディネータ協会(ITCA)に後援をいただいていますので、実践力ポイント獲得の機会となります。ITコーディネータの方も奮ってご参加ください。
※ポイント認定につきましては、遅刻・早退を認めておりませんので、あらかじめご了承ください。

出席証明書はセミナー受付時にお渡ししますのでお申し出ください。  
セミナー終了後、事務局確認印を押印いたします。
氏名、ITC資格No.をご記入の上、受付にお越しください。(事務局確認印が無い場合、ポイントは無効です)

プログラム

時刻 概要
13:30 受付
14:00〜
14:05
オープニング

先進的な設計・検証技術の適用事例を収集し、その成果に基づいた技術に関する普及活動についての紹介

IPA/SEC 研究員
佐々木 方規
14:05〜
14:50
D-Caseで高信頼性をどのように保証するか?
〜D-Case活用の基本パターン〜


重要で安全なシステムのディペンダビリティ(高信頼性)や安全性を客観的な証拠に基づいて保証するための手法がD-Caseです。D-Caseでは、自動車分野や航空宇宙分野のシステム開発で注目されている機能安全を保証するための安全性ケースを作成・レビューすることができます。本講演では、これまで名古屋大学で実践してきた研究・教育内容に基づいて、実践的なD-Caseの適用するために必要な知識と、具体的な組込み分野のシステム事例をわかりやすく解説します。また、既存の安全分析手法との違いや、既存の安全分析方法とD-Caseを組み合せる方法についても紹介します。

IPA/SEC  連携委員
国立大学法人名古屋大学
情報連携統括本部 情報戦略室 教授
山本 修一郎 氏
D-Caseで高信頼性をどのように保証するか?[2.78MB]
14:50〜
15:35
D-Caseを用いたゴール共有による開発プロセスの適用
〜ETロボコンでの試行と成果〜


ソフトウェアは目に見えないため、何を作ろうとしているかという合意を取ることは簡単ではありません。その結果、要求と異なるものが出来上がるケースもあります。これらの課題を解決する方法としてD-Caseを適用しました。
本講演では、2014年度に参加したETロボコン(※2)を題材に、D-Caseをコミュニケーションツールとして開発工程に使用した事例を紹介します。開発の中でどのように、D-Caseを作って直していったのか、ゴールの分割をどのようにしたのかなど、実際の例を使いながら説明します。また、今回試行した先にエビデンスを抽出する開発プロセスとその効果についても説明します。

(※2)ETソフトウェアデザインロボットコンテスト (愛称:ETロボコン)[http://www.etrobo.jp/2014/]

富士ゼロックス株式会社
コントローラ開発本部 コントローラプラットフォーム第二開発部 マネージャー
土樋 祐希 氏
D-Caseを用いたゴール共有による開発プロセスの適用[1.43MB]
15:35〜
15:50
休憩
15:50〜
16:35
D-Caseで開発成果の品質をどのように説明するか?
〜ソフトウェア開発現場におけるD-Case活用事例〜


近年のシステムにおいては、セーフティやセキュリティなどの製品品質の特性が異なる分野のシステム同士が繋がる可能性が高まっています。そのため、システム開発においては、自社が開発したシステムの品質を自社内だけで確認するのではなく、繋がる先のシステムを開発した相手にも確認してもらえる環境が必要であると考えます。
本講演では、開発成果の品質に関する説明をD-Caseで構造化し、システムを開発した当事者以外に確認してもらう方法について事例を交えながら紹介します。

株式会社デンソークリエイト
プロジェクトセンター シニアデスク
小林 展英 氏
D-Caseで開発成果の品質をどのように説明するか?[9.57MB]
16:35〜
17:20
第三者検証における保証の見える化
〜独立検証及び妥当性確認(IV&V)における事例紹介〜


国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、第三者によるソフトウェアの評価活動として、独立検証及び妥当性確認(IV&V:Independent Verification and Validation)を行っています。
IV&V活動は、開発組織が行っている検証活動(V&V)と明確な差別化を図るために、異なる視点や技術が求められます。また、IV&V活動の依頼元(ステークホルダー)に検証に関する説明責任を果たす必要もあります。このことからJAXAでは、アシュアランスケースの考え方を応用し、検証の論理構造をGSN(Goal Structuring Notation)と呼ばれる表記法を用いて見える化しています。
本講演では、IV&V活動においてアシュアランスケースを用いる効果や実践のポイントを紹介します。

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
研究開発部門 第三研究ユニット 研究員
神戸 大輔 氏
第三者検証における保証の見える化 [1.21MB]
17:20〜
17:50
D-Case実用化へ向けた活動の動向について
〜日本の安全・安心を世界で共有するために〜


D-Caseは、欧州で重要視されているアシュアランスケースの考え方を実際のシステム開発現場で適用するための手法およびツールとして、2010年よりDEOSプロジェクト(※3)で研究開発されてきました。
現在、D-Caseを利用した活動は若手研究者を中心に継続され、名古屋大学、富士ゼロックス株式会社、株式会社デンソークリエイト、JAXAなどをはじめとする様々な団体において適用事例が増えてきています。
本講演では、D-Caseの実用化へ向けた標準化・認証制度(※4)などの動向や、導入を検討される企業の方に向けて、D-Caseの事例パターンの紹介、D-Caseで利用する手法やツールなどを紹介します。

(※3) http://deos.or.jp/consortium-guidance/index-j.html
(※4) https://www.ipa.go.jp/sec/info/21050617.html


一般社団法人ディペンダビリティ技術推進協会(DEOS)
D-Case部会主査
日本大学理工学部
応用情報工学科 准教授
松野 裕 氏
D-Case実用化へ向けた活動の動向について[1.54MB]

参加申込み

締め切り日時:2015年7月16日(木)  17時00分



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