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情報処理技術者試験

SEC先進事例応用セミナー
ソフトウェア品質事例最前線
〜ソフトウェア品質シンポジウムAWARD受賞者から学ぶ〜

開催情報

 システムが複雑化/高度化するなかで、それ支えるソフトウェアの開発は膨大になってきています。これらを背景にソフトウェアの品質は大きな課題となっています。2013年度からIPA/SECで収集・公開している先進的な設計・検証技術の適用事例においても、ソフトウェア品質の課題について多く取り組まれています。
 IPA/SECでは、2017年度版の適用事例集を2018年2月に公開する予定ですが、その中から「ソフトウェア品質シンポジウム」でAWARDを受賞した事例を選び、その筆者に自社における実践的な取組みを紹介していただきます。
 ソフトウェア品質確保のために他社がどのような取組みを実践しているか、教科書には載っていない課題や工夫のポイントはどこにあるのか、自社に取り入れ、根付かせるヒントが多く含まれています。

主催 独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)
後援 一般財団法人 日本科学技術連盟
特定非営利活動法人ITコーディネータ協会(ITCA)
開催日時 2018年1月30日(火)10:30〜17:45
開催場所 〒113-6591
東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス13階
独立行政法人情報処理推進機構内 会議室
アクセスマップ
定員 50名
参加費 3,000円(税込)
・参加費は、会場受付時に現金でお支払いをお願いいたします。
・受付にて、領収証を発行いたします。
・お釣りのないようにご用意をお願いいたします。
募集対象 ソフトウェア品質の課題に取り組まれている開発担当者、評価担当者、品質保証担当者やプロジェクトリーダーなど
配布物 ・SEC BOOKS:事例に見る先進的な設計・検証技術の適用分析
・IPA/SEC事業成果集DVD (最新版)

※セミナー会場でのお食事はお断りしております。ご了承ください。(飲み物のお持ち込みは可能です。)

ITコーディネータの方へ

本セミナーは、ITコーディネータ協会(ITCA)に後援をいただいていますので、実践力ポイント獲得の機会となります。ITコーディネータの方も奮ってご参加ください。
※ポイント認定につきましては、遅刻・早退を認めておりませんので、あらかじめご了承ください。

出席証明書はセミナー受付時にお渡ししますのでお申し出ください。  
セミナー終了後、事務局確認印を押印いたします。
氏名、ITC資格No.をご記入の上、受付にお越しください。(事務局確認印が無い場合、ポイントは無効です)

プログラム

時刻 概要
10:00 受付
10:30〜
10:40
オープニング

ソフトウェア品質の事例は、先進事例として多く収集し公開してきました。2018年2月に公開する2017年度版のIPA/SECの先進的な設計・検証技術の適用事例についてご紹介するとともに、ソフトウェア品質において重要な「レビュー」「テスト」「プロダクト解析」「事故分析」に関してお伝えします。

IPA/SEC 研究員
佐々木 方規
10:40〜
11:40
レビュー会議の可視化により目的の曖昧さを明確にする手法の提案

レビュー会議において、会議が時間通りに終わらない、軽微欠陥の検出に終始するなど、効率よくレビューが行われていないと感じていませんか。そこで我々はTMBRI(Time Measure Based Review Improvement)法を考案しました。TMBRI法の特徴は下記の三つです。

(1)レビュー会議の参加者全員で、各々が持つレビュー会議の目的を共有する
(2)発言内容毎の時間、発言者を可視化し、参加者全員で振り返る
(3)振り返りにより、レビュー会議の主体的な改善を促す

TMBRI法の効果を検証するため、実際のレビュー会議で試行したところ、レビュー会議の目的が曖昧になっていることを参加者が認識することができ、レビュー会議の改善策を導出できる結果を得ました。
本講演では、TMBRI法を用いたレビュー会議の可視化により目的の曖昧さを明確にする手法と期待できる改善効果について説明します。

GEヘルスケア・ジャパン株式会社
技術本部 CT技術部
西澤 賢一 氏
レビュー会議の可視化により目的の曖昧さを明確にする手法の提案[2.25MB]
11:40〜
13:00
昼休憩  
13:00〜
14:00
Session Based Test Managementによる探索的テストの実践

ソフトウェアテストには、バグの摘出効率が優れ、品質向上や生産性向上を目指す多くの組織に注目・活用されている探索的テストがあります。しかし探索的テストは、事前にテストケースを作成しないため、テストの総量や実施範囲が不透明でテスト管理が難しい課題があります。そこで、JSTQB Foundation Levelシラバスに記載のカテゴリに着目し、探索的テスト導入時の問題点を整理し改善目標を定義しました。
本講演では、テストをセッションと呼ばれる時間の枠で管理する「Session-based Test Management」を活用することで、定義した改善目標を満たしながら、探索的テストを実施する方法を検討し、実際の開発現場で適用した結果を説明します。

株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
技術革新統括本部 システム技術本部 生産技術部  課長代理
熊川 一平 氏
Session Based Test Managementによる探索的テストの実践[2.56MB]  
14:00〜
14:10
休憩
14:10〜
15:10
要因組み合わせによる大量のテスト項目実施における障害の早期検出および工数削減の取り組み

ソフトウェアテストにおいては、大量のテスト項目を生成し実施します。しかし、早い段階での品質確保やNGとなるテスト項目を大量に検出した場合に膨大な工数がかかるなど課題が残ります。
本講演では、障害に関係する重要な要因を含むテスト項目を優先的に実施する手法や、検出した障害のテスト項目の要因に着目して同一原因かどうか自動で分類し原因の究明を効率化する手法など、課題を解決するために適用した手法についてその効果もあわせて説明します。

富士通株式会社
共通ソフトウェア開発技術本部 ソフトウェア検証統括部
百足 勇人 氏
要因組み合わせによる大量のテスト項目実施における障害の早期検出および工数削減の取り組み[1.58MB]
15:10〜
15:30
休憩  
15:30〜
16:30
統合テストにおいて影響範囲に対するテスト漏れを防止する「影響波及パス分析法」の提案

派生開発では、変更の影響箇所に潜在する欠陥を、回帰テストで見逃さず検出することが必要となります。限られた時間で、影響範囲に対するテスト漏れを防止するためには「確実な影響範囲の特定」に加えて「テストの網羅性の確認」と「影響範囲を小さくする設計」が重要です。
本講演では影響波及パスという概念を定義し、それを利用した手法「影響波及パス分析法」について確認できた効果もあわせて説明します。

株式会社デンソークリエイト
技術リソーセス部 デスク
柏原 一雄 氏
統合テストにおいて影響範囲に対するテスト漏れを防止する「影響波及パス分析法」の提案[1.95MB]
16:30〜
16:40
休憩  
16:40〜
17:40
ヒューマンエラーによる失敗・事故の分析手法の提案

多くのシステム構築やその稼動維持はSEの手作業によって支えられており、手作業であるがゆえにヒューマンエラーに起因する事故が発生しています。しかし事故は新しい要因によって発生しているとは考えづらく、正しい原因分析に基づいた再発防止策を積み重ねることで大部分の事故は未然に防げると考えています。これに対し、原因分析から再発防止策の立案まで一貫した事故分析プロセスと分析工数低減のための原因絞込み手順追加と、再発防止策の発想支援の枠組みを追加する工夫ができる手法を考案しました。この手法を実際のSE事故に対して適用し評価したところ、「発想が広がって再発防止策案の質が向上する」、「チームで議論しながら分析に取り組むことができ分析実施後の満足度が従来よりも高まる」などのメリットが確認できました。また、本手法で導出した再発防止策により適用後約3年間の問題事象を(従来頻度では10件程発生していたところを)0件に押さえることができています。
本講演では医療分野の分析手法を基に開発したSE事故分析手法を説明します。

株式会社日立製作所
研究開発グループ システムイノベーションセンタ 研究員
海老澤 竜 氏
ヒューマンエラーによる失敗・事故の分析手法の提案[1.78MB]
17:40〜
17:45
クロージング

IPA/SECの先進的な設計・検証技術の適用事例の収集活動の取組みや公開事例の活用方法、また、IPA/SECの公開事例がトリガとなった各種活動について紹介します。

IPA/SEC 研究員
佐々木 方規

参加申込み

締め切り日時:2018年1月29日(月)  17時00分



お申込みは締め切りました。

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 スマートフォンやタブレット端末でご提示いただくことも可能です。
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